1つの国の中で、企業と企業の間、企業と個人の間、個人と個人の間で、売上と購入または、支払いとして正式に計上された資金(お金)の総額を集計した統計的な数字を国民総生産(GDP)と言います。この値は、その国における資金の動きを示していると考えられ、国家の経済規模を示していると考えられています。現在、米国は世界第一位の国内総生産額を誇り、中国は世界第二位の国内総生産額を誇っています。日本は、世界第三位です。

ヨーロッパ諸国の国内総生産は、それほど高くありません。しかし、国内総生産をその国の人口で割った、国民一人当たりの国内総生産額は、中国はもちろんのこと、日本や米国よりも高いことが知られています。これは、ヨーロッパの国々では、人口が日本や米国に比較すると少ないからです。また、これらの国々の国民の生活水準も高い水準にあると考えられています。